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学生時代の自分

「テレビ放送がアナログからデジタルに切り替わる」という時代の中で、これからのテレビ放送はどう変化していくのだろうという素朴な気持ちから、番組制作の仕事に興味を持つようになりました。高校卒業後は音声や音響効果について学ぶ専門学校に進みました。テレビや映画の制作現場でマイクをかざしている人を見たことがあると思いますが、まさにあれです。音声収録やマイクセッティング、収録などの基礎知識の他、音響スタジオで録音実習やミキシングMAなどを体験できたことも自分にとっては大きかったですね。もちろん興味があるからといって音声だけを学べば良いという訳ではなく、映像や編集などの知識も多少は身につけておく必要があります。というのも、テレビ番組の制作現場は様々な業務を担当するスタッフが互いに協力し合い、協働作業の上に成り立つ仕事だからです。就職に際して九州に事務所がある制作会社を探していた時に、この会社と出合いました。

誰にも負けない自分の長所

常に前向きに何にでもチャレンジして吸収していこうとするところでしょうか。入社後は北陸事業部に配属となり、北陸朝日放送で9年間を過ごしましたが、その最後の年に日本オーディオ協会が主催する「2009年・第16回日本プロ音楽録音賞」の「放送メディア」放送作品部門で最優秀賞を受賞しました。オーケストラ・アンサンブル金沢と国際的なクラリネット奏者のポール・メイエの演奏を5.1chのサラウンドで収録した作品です。日本中から応募がある中で、まさか自分の録音した作品が選ばれるとは夢にも思っていませんでしたから非常に驚きました。また、同じ時期に、ある指揮者を追ったドキュメンタリーを企画したのですが、そちらもプロ録音部門・芸術祭賞優秀賞をいただきました。自分は目が悪くて障害者手帳を持っていますが、そのことを理由に「できない」とか「無理だ」とあきらめたことはありません。自分が好きな道を徹底的に究めていきたいと思うだけです。

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仕事のやりがい

音声の仕事は、ロケ先やスタジオの音声収録、生放送の中継(現場でシステムを組み、ミキシングして電波を飛ばす)、音響スタジオのMA(選曲・音声入れ)、ニュースや生放送用のミキサー運用などですが、時には編集作業も担当する場合もあります。音声という一つの分野に限定されることなく、編集や企画などの様々な職種を体験できるというのが地方局ならではのメリットだと思います。テレビ制作に関わる他の仕事を担当することで視点も少し変わるし、仕事の幅も自ずと広がっていくはずです。また、自分は北陸勤務を経て大分に戻ってきたのですが、言葉も文化も食習慣も異なる未知の場所で見聞きした知識や経験は、人生を生きて行く上での大きな鍵となっています。幸いにもこの会社は全国に事業部があるので、またどこか知らない場所に行ってみるのも楽しいかもしれないですね。

就活生へのメッセージ

健常者の人でも思い通りの仕事に就くことはなかなか難しいのに、まして身障者の自分は就職活動に若干のハンディがあるだろうと懸念もあったのですが、この会社は「テレビ番組の制作現場で音声担当スタッフとして働いてみたい!」という自分の想いをしっかりと受け止めてくれました。障害があるからと特別扱いするのではなく、制作スタッフの一人として障害を気にすることなく周囲の人たちと意思疎通を図り、気持ち良く働くことができる職場環境は実に素晴らしいと思います。また、そのような会社で得意の領域を活かすことができたからこそ、ミキサーとして非常に栄誉ある賞をいただくことができました。将来、かなえたい夢ややりたいことがあるなら、迷うことなくそこに向かって挑戦してみることです。常に向上心をもってチャレンジしていれば、結果は必ずついてくる。自分はそう信じているし、そうやって生きてきました。人生の鍵は、一人ひとりが握っています。

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秋田 裕介さんのプライベートQ&A

  • 好きな食べ物は何ですか?

    大分県出身ということもあり、鶏肉料理が大好きです。中でも唐揚げが大好きで時間があるときは自分で作ったりします。

  • 趣味は何ですか?

    私の初任地が石川県だったのですが、スノーボードの魅力にはまり、冬の趣味になっています。

  • オフの日は何をして過ごしていますか?

    主にドキュメンタリーなど、ジャンルを問わず、録りためた番組を鑑賞して過ごしています。

  • 秋田 裕介さんのプライベートショット

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